現行の電動アシスト車は自転車ではない。人力はあくまでモーターのスイッチであり、人力よりモーターのほうが主役である。だから、バッテリーが切れたら全く使い物にならない。


電動アシスト自転車というものは正確にはまだこの世に存在しない。これは、あくまでギリギリのところまで人力で頑張り、最後の最後にモーターでアシストする乗り物である。だから、バッテリーが切れたって人力で走れる。

究極の人力自転車は死点のないペダリングができる自転車だと思う。不可能が可能になった瞬間は感動モノである。足つき性に優れ、上体が垂直でスムーズなペダリングができる自転車なんてみんなできるはずがないと思っていたのではないか。ところが、できてしまったのである。自転車開発歴33年、諦めないで良かった。不可能を可能にできたのである。


この価値をたった一人でいい、理解してくれる人が現れないだろうか。クランク長さの標準は165mmではなく、140mmという時代が果たして来るのだろうか。あと10年たったら、自転車業界はどうなっているのだろう。非常に楽しみである。