島は大きく分けて2種類ある。


昔は陸続きであった大陸島と最初から島であった大洋島である。

沖縄は前者、小笠原は後者である。

大洋島の場合は、偶然にも島にやってきた数少ない生物種によって、森が形成され、生態系が作られてきた。だから、外来種に非常に弱い「ガラスの生態系」なのである。

例えば、ペットとして飼われていた猫が野生化して野猫となると、固有種の野鳥を食べるので野鳥が減ってしまう。当然、人間が生活することによっても生態系が崩れてしまう。

そんな中、個体種の絶滅を防ごうと必死に働いている人たちがいる。

NPOの小笠原自然文化研究所もその一つで私の親戚がここで働いている。
http://www.ogasawara.or.jp/blog2/

野猫を捕獲することによって、固有種の野鳥が絶滅しないよう日々活動しているのだ。
野鳥の会とはかなり異なった活動をしているようだ。南硫黄島や兄島などにも調査に入っているらしい。

人間が自然を壊し、人間が自然を守る。「人間は自然の一部。」という考えを持たなければならない。
小笠原の収入源で観光は大きなウエイトを占めていると思われるが、観光優先ではなくあくまでも生態系保全が最優先だ。もし、30年前に空港が建設されてしまっていたら現在の小笠原はないのである。
バブルが崩壊してよかった。そして、2011年に世界自然遺産に登録されたのだ。

今、活躍しているのは元々の島民ではなく本土から移住してきた若者たちである。いろんなバラエティーに富んだ人たちがうまくバランスを取りながら島々を支えているのである。