「自転車は車道の左側を走りなさい。」と警察庁のお達しが出てからどれくらい経つだろう。

警察庁はこうも言っている。「自転車が走るスペースがないところは、車を一方通行にしてでも確保する。」

山形の警察は警察庁のお達しを無視し、「自転車は邪魔者」との意識が見え隠れする。

道路設計は警察庁の管轄外であり、それを理由に逃げ回る。道路拡張工事のほとんどが「歩道の拡張」だ。そして山形の警察は「自転車は歩道を走っていいんですよ。」という。「30km/hで歩道を走っていいんですか?」と質問すると、「車道を走ってください。」と回答し、「車道には自転車の走るスペースがないんですが。」というと、「危険な道路は走らないでください。」との回答だ。


私は、山形の市街地は一切自転車では走らない。どんなに短距離でも買い物は車である。こんな環境下で高齢者に免許返納を訴えても無意味である。自転車で安全に走れる道路は山奥に行かないと無い。

警察も国土交通省も自転車に配慮した道路設計は全く行っていない。七日町に自転車道を作ったがそれでもういいと思っている。七日町まで行く道が危険であれば七日町に自転車で行く人は増えない。

警察や国土交通省に私一人で立ち向かってもらちが明かない。大多数の人は車優先の道路設計に満足してしまっているのだから手の打ちようがないのである。

警察庁は掛け声だけで地方都市の警察に対して何のペナルティも課さないのだ。
私は国道や街中は車、山は自転車で走るしかない。自転車優先の道路づくりをしなければ何の問題解決にもならないのだ。