この車いすとの出会いは確か2000年ころの福祉機器展でした。

車いすにペダルが付いている・・・歩けない人が自力で動ける?
http://www.ashikogi-kurumaisu.com/cogy/

私は車いすにペダルが付いていることに驚き、試乗させてもらいました。

脚が麻痺していてもペダルなら漕げる・・・この不思議な現象はまだ解明されていないのですが、どうも脊髄反射が起きているのではないかという見解でした。

ペダルを漕ぐという現象は実は脳まで到達していないのではないか?という疑問はもしかしたら当たっているのかもしれません。

ここで一番肝心なのは、電動車いすの発想とは正反対なところです。そして、脚に障害を持った人が自力で移動できるというのは、私が想像する以上の感動があるのでしょう。


ですから、自転車に乗れるというだけで、体は感動しているんです。そして、ペダリングは脳で考えて動かしているのではない、「丸く意識して回す。」というのはおかしいのです。

電動アシスト車が急増していますが、自力で移動するという根本的なところを抜きに感動は得られないのです。ですから、自転車にとってペダリング設計というものがいかに大事かということが分かります。