日本の自転車の約9割がママチャリである。
ママチャリは日本の文化。しかし、肝心のフレーム設計はロードバイクと同じ。
サドルを足が付かないくらいに高くし、ドロップハンドルを付けると効率のいい自転車になる。

ママチャリはサドルを低くし、上体を垂直にし土踏まずでペダリングするのが一般的であり、
サドルを高くし、前傾姿勢で乗るのは恰好悪いとされている。しかし、そんなポジションで乗ることを前提に設計はされていない。よく、「低床式」という表現をみるが、それは単なるフレームサイズを小さくしてサドルを低くできるというだけの子供だましである。

ママチャリポジションで効率よく走れる自転車の設計は可能か?
実は、それは可能なのである。サドルを低くし、ハンドルを高くして垂直姿勢で土踏まずペダリングで効率よく走れる自転車は設計可能なのである。

今までの自転車の常識は全く通用しない自転車の開発が着々と進んでいる。みんな試乗するまでは誰もがそれは不可能だと思っていたろう。でも、試乗してみたら「ええ、ウソだろう!」というものが出来たのである。25年間、あきらめずに開発を続けてきた甲斐があった。
これが出来たら、今までのママチャリはデタラメのインチキ設計だったことが判明する。

電動アシスト車が普及する理由もここにあった。両足がベッタリ付くサドル高さでも電動アシストなら問題なく乗れるが、人力ではとても乗れたものではない。だから、電動アシスト車が売れるのである。
つまり、今のママチャリのフレーム設計がデタラメだから電動アシスト車が売れるのである。
高くて重たい自転車を買わされているのである。人力自転車は思ったほど非力ではないのである。