皆さんご存知のように日本の自転車業界はシマノの一人勝ちになってしまっています。
だから、一般ユーザーでもシマノ部品なしでは自転車が作れないですよね。

開発というのは部品ありきではダメなんです。「シマノ部品を付けたいがためにそれに合わせてフレームを作る」なんてことをしていてはダメなんです。
先に、こういう自転車が作りたいという全体像があって、そのためにはこういう部品が必要なんだというような流れでなくてはいけません。 完成車メーカーが主導権を常に握っていないといい自転車は生まれてきません。

シマノは単なる部品メーカーでしかないのです。シマノはフレームを作りません。だからシマノには自転車を改革する力はないんです。

自転車で最も重要なのはフレームです。フレームはシマノ部品をつなげる道具ではありません。だから、フレーム設計そのものを変えられる人しか、自転車革命はできないのです。

フレームを変えることによって新しい部品が必要になってきます。そこで初めて部品メーカーが出てくるんです。シマノはそんなことには付き合ってはくれません。私は自分の自転車で目立ったところにはシマノ部品は一切使いません。昔はシマノ部品を使っているとバカにされたものです。

新しい自転車を作るには、できるだけシマノ部品を排除しなければなりません。シマノは細かい仕事に一切協力してくれませんからね。シマノのために自転車があるのではありません。

シマノの一人勝ちにしてしまった責任は、完成車メーカーにあります。今、新しい自転車を開発できる完成車メーカーはありませんよ。全てアッセンブリーメーカーになってしまいました。

今は、電動アシスト車にしか人や資材を投入していません。このままでは、人力自転車は大幅に減少するでしょう。

人力自転車はまだまだ未熟者だということを理解できている人は非常に少ないと思います。
人間というエンジンのことを理解できなければ自転車の開発はできません。

電動アシストはいい加減なフレーム設計でも問題なく走れますが人力自転車はそう簡単にはいかないのです。みんな、電動アシストに逃げているんです。設計が楽ですからね。でも、自転車としては儲かる商材ではないですよ。みんな利益はバッテリーメーカーとユニットメーカーに取られてしまいますからね。

自転車のフレーム設計は奥が深いですよ。今のフレーム設計は全て競技用自転車用の設計になってます。一般人用に設計されたフレームはまだ存在しないのです。でも、あと1年後くらいには、新設計のフレームが量産されることにるでしょう。

みんなが電動に傾いているときだからこそ、人力自転車を開発する意味は大きいと思います。