今回の増税は8%と10%の区分けが複雑すぎて、困っている方が沢山いると思う。

大手であれば増税に対応するレジスターやその他システム変更などはお金で解決できるが中小企業や個人経営のところは、多分今夜眠れない方も沢山いらっしゃるのではないか。

また、キャッシュレス決済にだけポイント還元するなんて、年寄りには全く不利な不公平なことを平気でやってしまう。停電したとき、キャッシュレス決済は対応できなくなる。現金決済の何が悪いのか。一部の企業から政治家は金をもらっているかのような対応はおかしい。

また、日本人はこの増税に対し反対の意思表示もできない腰抜け国民になってしまった。学生運動のような過激なデモをやれとは言わないがなぜ、安倍内閣をすんがり承認してしまうのか。また、選挙の投票に行かなかった人は非国民だと思う。

日本人はいつから弱いもの虐めを容認する情けない人間になってしまったのか。

これは、「自転車は車道が原則、歩道は例外。」の解釈の違いにも現れている。

弱者優先という当たり前のことが日本人は理解できなくなっている。警察という組織も非常におかしい。警察庁のお達しを無視できる組織なんて警察ではない。

歩道は歩行者最優先・・・ここまでは理解できるだろう。
車道は自転車最優先・・・この意味が理解できる人は極一部に過ぎない。ヨーロッパの道路を自転車で走ったことがある人しか理解できないのである。日本では、車の渋滞を悪と見ているが、ヨーロッパではそうではない。自転車が走っているのだから渋滞しても仕方がないと考えられるかが重要だ。

フランス一人旅の時、TGVが定刻を過ぎても発車しなかった。文句をいう乗客もいない。しばらくすると足の不自由なおばあさんが駅員に付き添われて10分遅れで入ってきたのである。それを見て誰も文句は言わない。当たり前のことだからだ。日本の新幹線で同じような対応ができるだろうか。私はこの時、TGVは世界一の新幹線だと思った。

日本は弱者にやさしくない国、自分のことしか考えられない国、中国をバカにできるようなレベルの国民ではない。

日本人はいつからか日本人ではなくなった。仏教でいうと、大乗仏教から小乗仏教に切り替わってしまったのだ。

自分さえよければ他人はどうでもいい・・・日本人は日本人らしさを捨ててしまったのである。