皆さんは車を運転しているとき、横断歩道を渡ろうとしている人を見たら止まるだろうか。

私は見つけたら止まるようにはしているのだが、止まったらかえって危険という場合もあるので、ケースバイケースである。
それは、私が止まっても後続車が私を追い抜くケースが多々あるからである。

日本人は大きな車や高級外車を運転してると自分が偉くなったように感じる人が多いようだ。
これは、宗教教育の欠落も原因の一つなのだが、弱者優先という当たり前のことを全く理解できていないのである。

フランスでは、大型トレーラーなどは自転車を追い抜くときには細心の注意を払う。ギリギリ通れるからといって無理な追い越しは絶対にしない。いくら後ろが渋滞しようがそんなことは問題ではない。
自転車に恐怖を与えないように追い越しをかけられる条件になるまで、自転車の後ろをノロノロ走ってクラクションなどは一切鳴らさない。ツールのコースはコカ・コーラのトレーラーが沢山走っている。私を追い抜きざまにクラクションで挨拶を返してくれて、とても気持ちがいいものだ。
 img069


キリスト教では、弱者優先は当たり前のことである。

日本は、いつから強者優先になってしまったのだろう。あおり運転などもそれを現わしている。

信仰は別にしても、弱者優先を理解できない日本人が多すぎる。これは、歩道における自転車の走り方にも言える。歩道は歩行者最優先、それが守れない人は歩道走行禁止である。(本来は走ってはいけない。歩道は自転車を押して歩くのが当たり前。)


日本には、弱者優先が理解できる日は永遠に来ないのであろうか?