私がスマホを始めてからまだ1年にもならない。

今まではずっとPHSだった。PHSで十分だったし、山サイのときは圏外になるので都合が良かった。

スマホがあれば、カメラもビデオもPCもオーディオも計算機も現金も要らなくなる魔法の道具である。しかし、スマホの最大の欠点は人間の能力を退化させてしまうことにある。頭を使わないからバカになるのは確実だ。

まず、人間関係がうまくいかなくなる。私は見知らぬ人との雑談は非常に大切なものだと思っている。常にスマホをいじっている人はそういう大切なチャンスを失う。最悪、会話ができなくなる。人と直接面と向かって話すのと、メールでのやり取りでは情報量が100倍ちがう。その人の顔の状況、声のはり、心が伝わるかどうかなんて非常に大事な情報がメールでは伝わらない。「会社辞めます。」なんてメール打つやつはもはや社会人として通用しない。メールの文字情報だけでは議論もできない。

また、文章も書けなくなる。手紙を出すなんて機会はわずかになってしまったが、メールの文字情報だけというのとは違った情報も読み取れる。ラブレターなどは一番の勉強になるのになあ。

要らない余計な知識ばかりが増え、本当に必要な情報だけを抜き出す能力が無くなる。インターネットで得た知識など無いほうがいい。また、知識というものは時には人の行動を起こす力の障害となる。
大事なのは知識ではなく智慧だということを知っていて使う分には問題がないが。

また、スマホは非常に便利で「スマホがないと生きていけない。」などという人種も急増しているみたいだが、それは完全にスマホ中毒である。18歳未満はスマホ禁止にしないと、人格のゆがんだ危険な大人になってしまうかもしれない。なぜなら、スマホはある意味殺人兵器にもなるからである。

スマホは人間が発明したものの中では、最悪・最低ランクである。停電したら使い物にならない。

私は人間が発明したものの中で自転車が最高だと思っている。
自転車技術がなかったら、自動車・列車・飛行機はできなかった。

①人力で動く。(他のエネルギーを一切必要としない)
②子供から老人まで乗れる。(歩けない人でも自転車なら自力で移動できる場合がある)
③体重の数分の一の重さでできてしまう。
④一日で100km以上移動できる。
⑤障害物があっても担げるので、オートバイや車が入れないところも侵入できる。
⑥ほとんど音がしない。(鳥の声が聴こえる)
⑦リサイクルできる。(カーボンフレームは最悪)
⑧見知らぬ人と友達になれる。・・・

とにかく悪いところが見つからない。

「スマホをおいて、自転車で世界を旅しよう。」なんて最高ではないか。
自転車は使い方によっては、人間が過去に失ってしまった能力を蘇らせる力があると思っている。
大自然や大宇宙の声が聴こえるようになる。・・・音として聴こえるわけではない。五感で聴こえる。
もし、聴きたい人がいたら、自転車で山に入ろう。山に入る時には山の神様へのあいさつを忘れずに。
 そうすれば、山の神様がささやいてくれるかもしれない。