MTBはアメリカの自転車文化・・・サンフランシスコの岩山をダウンヒルしてきてそう感じた。

ロードレーサーはヨーロッパの自転車文化・・・フランスでツールの追っかけをやってそう感じた。 

ロードバイクは自転車文化ではなく、拝金資本主義的自転車でしかない。

では日本の自転車文化はと言えばママチャリである。ママチャリが世界共通語になっていることを知る人は少数派か。

ママチャリと呼ぶのに抵抗がある人がいる。私はかわいい名前だと思って気に入って使っている。

しかし、日本文化であるママチャリを大事にしている日本人は少なく、海外の愛好家のほうが大事にしている。みんなとっても便利といって喜んでいる。

バブル崩壊後、日本の自転車業界は中国生産に急激にシフトし、1万円でお釣りの来るママチャリをつくってしまった。そんな儲からない商材を作った自転車業界は文字通り自転車操業となった。

今、ドバイでも日本の中古ママチャリは人気が高い。ドバイで売るなら30万円のママチャリでも売れるのではないだろうか。真面目に作ったら、ママチャリでも30万円くらいはかかる。中国で大量生産しているから安くできるだけである。

私は15歳からスポーツ車に乗り、今まで途切れることなく自転車を趣味としてきた。

旅する日本式ランドナーを好んで旅に出たが、現在は絶滅危惧種である。

今、ママチャリでもなくスポーツ車でもない、新しい自転車の開発に取り組んでいる。私の狙いは、その自転車を日本発祥の自転車文化として大事に育てていきたいと思っている。

他社にまねされてもいいから、日本中に広がって欲しい。そして、日本初の自転車文化として世界にも発信する。

新車情報は会社と機密保持契約を結んでいるから発売までは公開できない。

ママチャリ以上、スポーツ車未満のこの自転車は、ママチャリでは満足せず、スポーツ車では乗りにくくてというボリュームゾーンに投入する。