今、自動車で売れているのはN-BOXやタントと言ったスーパーハイト系ワゴンだ。

乗り降りがしやすいとか、中が広いとか、荷物が沢山積めるとか理由はいろいろある。

しかし一番注目すべきところは、ドライビングポジションである。

今までの車は上体が後傾姿勢のものが多く、垂直ポジションは軽トラックくらいなもんである。

軽トラックは運転しやすい。ただ座面が高すぎるので乗り降りがしずらかった。

垂直なドライビングポジションと乗り降り性を両立させたのが、スーパーハイト系ワゴンである。

ただし、N-BOXとタントはどこが違うかと言うと座面高さである。乗り降り性を優先させたのがタントでドライビングポジションを優先させたのがN-BOXだ。N-BOXのほうが座面高さが高く、したがってアイポイントも高く、より2足歩行ポジションに近づけてある。男性は乗り降りにそんなに違和感がないが背の低い女性には高く感じると思う。それでも、N-BOXはドライビング時のアイポイントの高さにこだわって作ってある。タントは乗り降り性を優先させているため女性でも違和感はないだろう。

ただ、N-BOXの弱点は儲けが少ない、いや売れれば売れるほど赤字になるようである。

さて、前置きが長くなってしまったが、私が開発したショートクランク自転車は、目の高さと腰の高さが2足歩行と同じになるように設計されている。サドル地上高=股下寸法だから当たり前なのだが。
だから、今までの自転車より自然に乗れるのである。

また、今まで難しかった足つき性とペダリング効率の両立に成功したのは大きなポイントだ。
サドル地上高=股下寸法でベストポジションになる。ペダリングは回すのではなく前に押し込む感じだ。人間はペダルを丸く回すことは不可能である。CADを使って足の軌跡を描かせると卵型になる。
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ただし、卵型にも向きがある。どういう卵型の軌跡を描かせるかによって回しやすさが決まってくる。
ここから先は興味ある人は実車を試作しながら検討すれば、「なるほど。」ということが分かってくる。

また、パワーを出すために従来は前傾姿勢を取らなければならなかったが、ショートクランク車では上体を垂直にしたほうがパワーが出る。自然にそうなるのだから非常に乗りやすいのである。
今までの自転車は前傾姿勢を強いられており、トレーニングが必要であったが、ショートクランク自転車は特別なトレーニングをしなくてもいい。なぜ前傾しなくていいのかはシートアングルとクランク長さに秘密がある。そのため、165mmクランクが付いていたフレームに140mmクランクをつけても何の効果も得られない。

以上のようにショートクランク自転車は従来型自転車とは全く異なる自転車なのだ。